久留米かすりの製作工程をご紹介します。
伝統をまもり、昔と同じ制作方法で熟練の職人が丁寧に仕上げていきます。

story01 1.整経
柄模様に合わせて絣糸と地糸の糸数を割り出して、大枠に巻き取る。
story02 2.糸たき(精錬)
糸を強くし、不純物を取り除く為に苛性ソーダ水で2時間ほど煮沸します。
story02 3.手括り
柄模様にあわせて染料が染込まないように経糸をくくります。熟練作業です。
story02 4.藍染
十分に水に浸した後に染色を行います。藍甕は薄い色から濃い色へ順番に浸します。
story02 5.絣解・乾燥
手括りした粗そうを解きます。糸色が現れます。
story02 6.摺り込み
糸色と染め色以外の染色が必要なときは、手作業で染色していきます。
story02 7.乾燥
蒸すことで色を定着させ、その後乾燥します 。
story02 8.経巻
経糸の柄を見ながら糸箱に巻いていきます。
story02 9.緯巻
20本のトング(緯糸を巻く平板)を並べて巻き取ります。
story02 10.機械織
経糸と緯糸を100年以上大切に使われてきた機械で織ります。
一日に織れる絣は20メートルほど